禅林寺(県史跡)
 福井市の南東部に位置する霊山文殊山、その西山麓にある徳尾町の家並みが禅寺を中心として、ひっそりとしたたたずまいをみせている。

 
 この地に600余年前、白沢永幸居士が、観音信仰あつき名僧・普済善救禅師を招いて圓通山禅林寺を開闢された。ご本尊には、十一面観世音菩薩が奉安され、爾来、観音の里として、深く静かな信仰をあつめてきた。
禅林寺入口
本堂
 禅機、文才ともに傑出されたといわれる普済禅師は、特にこの麻生津・徳尾の地が気に入られ、 この地は、『幽水浩大(静かで奥深くゆったり)にして別天地成り』との印象を述べられ、さらに 禅林寺十境を詩っておられる。
 又この境内には、 越前一乗谷の朝倉氏の要請に応じて京都より下向し、城主を始め家臣達に学問を教えた儒学者清原宣賢候の墓があり福井県・福井市の史跡に指定されている。
  甘露泉(福井県認定おいしい水)
 『・・この水は雲を穿ち 天上より来し、山中に受用し、最も宏恢なり。淵源、澄
照にして深きこと底なく、洗い尽くす癡人の五濁を・・』 その水は、天から降った雨が、地中深く入って、どんなに汲んでも尽きることがなく、どこまでも深く澄んで、甘くまろやかであるばかりでなく、人の心までも清めてくれる、といわれている。
甘露泉
グラフふくい表紙
平成18年1月号
福井県広報誌 グラフふくい掲載
甘露泉石碑
 甘露泉は、現在も境内からこんこんと湧き、人々を潤し続けていて、近年北陸電力が選定した北陸の名水100選に指定されている。
 甘露泉の水は甘くまろやかで、炊飯やお茶に最適とされ、遠方からも汲みに来る人もいる。
ご住職から今月の一言ふげん和尚
(毎月1日頃に更新します。)

“ぬいても ぬいても 草の執 着をぬく”

仏教の空、無はこの執着を抜くこと。
我見ともいい煩悩ともいいますこの執着心。
本当に抜いても抜いても又生えてくるもんですネ。自分で気がつくような執着の心などは問題外ともいえるほど強い執着の心ですネ。気がつかないところではびこる執着心がこわいですネ。我見、煩悩、執着心は絶対になくならないですネ。
そんな中で生えたら抜く生えたら抜くということが大事なんですネ。
生えぱなしだったらどうなるでしょうか。一人で生きている世界ならいいですが。
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すわ ふげん  合掌    
動物さんの死を見つめることにより、自分の生死を見つめて頂きたい・・・
禅林寺ご住職から
禅林寺までのご案内図