組員死体遺棄容疑 組会長ら7人逮捕

 名古屋市中区に事務所のあった暴力団の男性組員が行方不明になった事件で、愛知県警捜査4課と中署などの特別捜査本部は17日、男性組員の遺体を捨てたなどとして、山口組系暴力団「雄道会」会長で同市西区庄内通、田中和穂容疑者(47)と元組幹部ら計7人を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。容疑者の一部が男性組員に集団で暴行したことを認めており、殺害容疑でも追及する。

 調べによると、田中容疑者らは2006年8月中旬、同市中区丸の内、恒松孝仁組員(当時44歳)の遺体を同区の組事務所から愛知県美浜町に運び、組が管理していたペット用火葬炉で焼き、骨などを同県愛西市の長良川などに捨てた疑い。

 恒松組員は、金銭を巡って田中容疑者らとトラブルになっていたといい、田中容疑者ら5人は容疑を認め、元組幹部2人は否認している。逮捕された元幹部の1人は「(恒松組員の)態度が反抗的だったため、7、8人で暴行した」などと供述しているという。

 特捜本部では同年10月、恒松組員が行方不明になったとの情報を得て捜査を開始。これまでに長良川などを捜索して、恒松組員の骨の一部など約200点を発見、押収した。雄道会は現在、県内の別の場所に組事務所を移しているという。

2008年1月18日  読売新聞)

 

組員の遺体、長良川に遺棄=組長ら逮捕、殺害も追及へ−愛知県警

名古屋市中区に事務所があった暴力団の組員が2006年秋に行方不明になり、遺骨の一部が愛知県愛西市の長良川から見つかっていたことが17日、分かった。県警捜査4課などは同日までに、死体遺棄容疑で指定暴力団山口組系組長田中和穂容疑者(47)=詐欺罪で公判中=ら組関係者6人を逮捕。事件に関与したとみられる当時の組員(39)も、同日中に逮捕する。
 遺体が見つかったのは恒松孝仁組員=当時(44)=。同課などは、田中容疑者らが金銭トラブルから恒松組員を事務所で殺害したとみて、殺人容疑などでも追及する。
 調べでは、田中容疑者らは06年8月中旬、遺体をペット用の車載式火葬炉で焼却した上、遺骨を細かく砕いて、同県愛西市の長良川と名古屋市港区の海中に捨てた疑い。

2008年1月17日(木)13:33 時事通信社)

 

 仲間の組員の死体を遺棄したとして、愛知県警は17日までに、名古屋市西区庄内通、指定暴力団山口組「雄道会」組長、田中和穂容疑者(47)と35〜51歳の元組幹部の男5人を死体遺棄容疑で逮捕した。また当時組員の男(39)についても同容疑で逮捕状を取った。

 調べでは、田中容疑者らは06年8月13〜16日、同市中区丸の内2、職業不詳、恒松孝仁組員(当時44歳)の遺体を当時同区にあった組事務所から同県美浜町に運び、駐車中の大型トラックに積載されたペット用火葬炉で焼き、同県愛西市の長良川と名古屋市港区の藤前干潟に灰を捨てた疑い。田中容疑者は容疑を認めているという。県警は田中容疑者らが金銭トラブルで恒松組員を殺害した疑いが強いとみて動機を追及している。

 県警は07年6月、田中容疑者ら3人を別の詐欺容疑で逮捕、供述を基に同年夏に長良川の川床から骨を採取しDNA鑑定した結果、恒松組員の骨と判明した。

(毎日新聞 2008年1月17日 13時47分)