連日流れますクマに関するニュース、報道等に心を痛められている方、一喜一憂される方、様々だと思います。
最初にクマにより今回お亡くなりになられた方々、心からお悔やみ申し上げます。
また被害に遭われた方々、心からお見舞い申し上げます。
おおぞらのこちらをご覧になられている方の多くは、ペットちゃんを愛する方、大切にされる方、動物好きな方が多いと思います。
故に被害に遭われた人間側と、駆除されたクマへの両方への思いがあるのではと思います。
山に木の実が豊作であれば、わざわざ人里に降りてこなく駆除されることはなかったかもしれません。人への危害もなかったかもしれません。

人への危害を防止することは当然ですが、このように増加した背景を同時に、自然環境も含め原因究明することも忘れてはいけません。

地球は人と動物の共生社会ですから、お互いの生きる道として早急な対策も求められます。
我々長年動物愛護に取り組んでいるペット葬儀社(様々な立ち場のスタッフ)として、一番心を痛めていますのが、愛犬がクマに襲われるケースです。
これが1件ではなく相当数の被害が出ています。
中には犬小屋ごと持っていかれた耳を疑うようなケースまで見ます。
どちらにしましても動物を愛する方には、記事などを見るたびに想像を絶する思いに駆られていることと察します。
冬眠を控えて空腹状態のクマに、どれがダメなどの判別が出来ないのは容易に想像がつきます。

この場合、飼い主さんが愛犬をどのように対策するかが大きなポイントとなります。
動物愛護管理法でも「飼い主さんが適正に飼養、保管するように努めなければならない」と書かれています。
また愛犬の場合、福井県もそうですが、動物の条例により係留義務(脱走防止のため繋いで飼育する)があり、それが今回大きな被害に繋がった要因とも考えられます。

結果論ですが、係留がなければ運良く逃げ切れたケースもあったかもしれません。
実はおおぞらでも過去に、今回と同様、おそらく大きな有害鳥獣に襲われ亡くなったワンちゃんがいました。
犬小屋の横は山で、損傷から見ても明らかに想像できるものでした。
室外は外敵との戦いでもあります。
その他には感染症、異常な気温(猛暑、極寒など)目が行き届かないなど、様々な問題があります。

ですから対策としては、2つしかありません。
室外の場合、絶対にクマが侵入できない場所のみにする。
もう一つは室内に入れるかです。
この問題は法律も何もありません。

愛犬をどう守るか、どう思うかは、飼い主さん次第です。

どうか、クマから愛犬を守って頂きますように、強く強くお願いしたいと思います。
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